三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は9月24日、Daimler India Commercial Vehicles(DICV)と、2台のダイムラー・トラック・アジアの戦略車をドイツ ハノーバーで開催される「第65回IAA国際商用車ショー2014」に展示すると発表した。
新型FUSO「FJ 2528」左ハンドル仕様車と、新型バーラト・ベンツ(BharatBenz)「3143」(参考出品車)をダイムラーブースで展示している。これらの車両は、三菱ふそうとインドのDICVが共同で開発、DICVで生産している。インド国内のみならずダイムラー・トラック・アジアのマーケットに輸出し、顧客に幅広い選択肢を提供するとしている。
新型FUSOトラックは、2013年5月から発売を開始、FUSO「FJ 2528」左ハンドル仕様車は、アジア・アフリカのみならず中東・ラテンアメリカ向けの車両として開発している。車両総重量は25トン、エンジン出力は280PS、ホイールベースは、4500mmで、駆動方式は6×2となっている。
新型FUSOトラックは、既にケニア、スリランカ、ザンビア、タンザニア、ジンバブエ、バングラデシュ、ブルネイに導入しており、先日インドネシアでも発売を開始した。
バーラト・ベンツ「3143」は、メルセデス・ベンツの「Axor」をベースに、鉱山向けのプレミアムな車両として開発しており、2015年にインド国内での発売を予定している。
このトラックは、インド国内の鉱山事業者向けの車両として、価値のある製品であるとともに、投資効果の高い製品として位置付けられる。また、高いエンジン出力(430PS)と、車両総重量48トンと鉱山でのニーズに合った性能を持ち合わせている。バーラト・ベンツの車両は、車両維持コストの削減に貢献するとしている。
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