日本郵船は9月22日、フィリピンのトランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ(TDG)と共同運営する商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY (NTMA)の第四期生107人の卒業式典を実施した。
第四期生は2010年に入学し、3年間の基礎教育や操船シミュレーター、エンジンプラントなどを用いた訓練の後、訓練船で1年間の乗船実習を行ってきた。
NTMAでは、日本郵船グループが日本や世界各地で培ってきた船員育成の経験に加え、フィリピンの状況に合わせた基礎学力を向上させる独自プログラムを採用し、質の高い船員の育成を図っている。
第四期生は、第一、二、三期生に引き続いて、フィリピン船員教育機関の統一テストの結果で、上位をほぼ独占しただけでなく、現在行われている海技資格試験でも順調に合格の実績を積み上げている。
卒業生は海技免状取得後、日本郵船グループが所有する運航船に三等航海士・三等機関士として配乗され、グループの育成プログラムを経て、あらゆる船種において船長・機関長を目指していく、としている。