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全ト協/大幅に悪化したトラック運送業界の景況感

2014年08月20日/調査・統計

全日本トラック協会が8月20日に発表した「トラック運送業界の景況感(速報)」で、トラック運送業界は、消費税導入後に輸送量が低下する状況が見られるなど事業環境は厳しく、トラック運送業界の景況感の判断指数は-30.8となり、前回の+14.2から大幅に悪化した。

業況悪化はいずれの規模においても同様に下げ幅が大きく、特に大規模事業者の下げ幅は60ポイント以上と著しい。

なお、運賃水準は、一般貨物は+8.0(前回+7.0)と1.0ポイント改善、宅配貨物は+23.7(前回+19.0)と4.7ポイント改善、宅配以外の特積貨物は+39.1(前回+30.4)から8.7ポイント改善となっており、運賃水準は上昇傾向にある。

今後は、消費増税による景気の落ち込みは一時的との見方もあるが、トラック運送業界では燃料コストの高止まりや労働力不足等の不安材料も多く、業界の景況感の判断指標は、今回から2.8ポイント悪化の-33.6が見込まれている。

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