日本貨物鉄道が8月12日に発表した7月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は180万7000トン(前年同月比1.2%増)、車扱は65万トン(10.0%減)となった。
コンテナ貨物は、円安による堅調な国内生産とトラック不足による鉄道シフト等で好調な紙・パルプ、民間流通米が増送となった農産品・青果物、鉄道シフト等で好調な菓子を含む食料工業品等が前年を上回った。
しかし、自動車部品が海外調達と現地調達化の進展、エコ関連物資が災害廃棄物輸送の終了により、それぞれ前年を下回った。
車扱貨物は、石油が価格高騰による需要低迷や中央西線不通の影響により減送となり、セメント・石灰石も前年を下回った。
初旬から中旬に九州・中国地方での大雨と台風8号接近に伴う影響、台風8号による中央西線不通の影響で、7月全体では高速貨247本、専貨129本が運休となった。