味の素は5月7日、子会社の味の素物流が、埼玉県久喜市に「久喜物流センター」を新設・稼働する。
3階建て、延床面積3.3万㎡の規模で、免震構造を採用するとともに、自家発電設備を設置、床の高さも道路よりも1m高く設定し、浸水対策を整えた。
グループでは、久喜物流センターを東日本地域の補充拠点として位置づけ、西日本地域の補充拠点となる兵庫県西宮市の西日本物流センターと共に東西2拠点の物流体制を構築する。
なお、川崎物流センターは全国の配送拠点に対する補充拠点としての役目を終え、今後は南関東への配送拠点となる。
今後は配送拠点についても見直しを行い、有事での複線化による多様な輸送体制の検討を含め、効率的な物流ネットワークの構築を図る。
グループでは、東日本大震災で補充拠点であった神奈川県川崎市の川崎物流センターが被災し、全国の配送拠点への補充機能が停止して一時的に安定供給が滞る事態となったことから、在庫の分散化と物流ネットワークの複線化による新たな物流体制の構築を進めている。
■味の素物流久喜物流センター 施設概要
所在地:埼玉県久喜市北中曽根清久町47-2
建屋構造:地上3階、
延床面積:約3万2949㎡
従業員数:約60名
その他:賃貸物件
稼働開始:2014年5月7日
【PR】矢野経済研究所/国交省、味の素、SGHD登壇、「物流フォーラム 2030年の物流」