プロロジスは4月2日、埼玉県北本市で建設を進めていた「プロロジスパーク北本」が竣工した。
プロロジスパーク北本は、約3万5500㎡の敷地に地上4階建、延床面積約7万3900㎡のマルチテナント型施設として開発。1階と3階にトラックバースが備えられ、1階の一部には両面トラックバースを採用している。
2014年度中の開通が予定しいる圏央道桶川加納ICから3.5㎞、すでに開通している桶川北本インターチェンジから9.3㎞に位置する。
国道17号線、関越自動車道や東北自動車道へのアクセスにも優れ、首都圏と全国への配送拠点としても最適な拠点。さらに、JR北本駅から2.4km地点にあり、路線バスも運行。住宅地にで、雇用確保においても有利。
山田御酒社長は「プロロジス北本の一番の特徴が立地です。圏央道の全面開通で、高速道路と繋がることで、利便性は格段に増します。3月20日に行った内覧会では、35社85人が参加しました。多くの方がこの場所を当初は遠いと感じていたようですが、実際に確認したことで、意外に近くて良い場所だとの感想を得ました。東日本全体から中部地方に向けての物流の拠点となるとの感触でした」と述べた。
施設内の車両動線はすべて一方通行で、上り・下りスロープにより上階まで40フィートコンテナトレーラーがスムーズにアクセスでき、効率的かつ安全なオペレーションを実現。
ワンフロア最大約5000坪を確保、最小賃貸面積約4000坪~最大約2万坪まで、顧客のニーズに柔軟に対応できる。
事業継続性への配慮として、プロロジスのマルチテナント型施設の標準仕様である緊急地震速報システム、衛星携帯電話を導入。
災害時、停電時に荷物用エレベーター、垂直搬送機が使用困難に陥った場合に使用する非常用搬出入用開口も設置。
倉庫内間仕切りや事務所天井の耐震性の確保し、安全・安心な最新鋭の物流施設となっている。
プロロジスがグローバルで推進している環境負荷を低減した物流施設開発の一環として、1MW超の大規模太陽光発電システムを10月末までに導入する予定。
植栽は、高さ20m以上の既存樹木林の保護、壁面緑化の設置など、敷地内緑化の充実を図るとともに、敷地外周のフェンスを後退させ道路に面し植栽帯を配置するなど周辺環境にも十分配慮し、CASBEE埼玉県でAランクを取得した。
入居企業について山田社長は、「4月中に1社、年内に100%の感触です。入居企業は日雑品メーカーや通販の依頼を受けた3PL企業など、業種はさまざま」と語った。
■「プロロジスパーク北本」計画概要
名称:プロロジスパーク北本
所在地:埼玉県北本市朝日2
敷地面積:3万5547,07㎡
延床面積:7万3928.03㎡
構造:RC造(一部S造)、地上4階建
着工:2012年12月
竣工:2014年4月
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