三菱重工業は3月25日、アストモスエネルギーから大型LPG(液化石油ガス)運搬船を受注したと発表した。
2013年末にアトモスエネルギーから受注したものと同船型で、世界トップレベルの省エネ性能を誇り、世界の主要LPGターミナルに柔軟に対応できるほか、新パナマ運河にも適合した仕様。
完成・引き渡しは2016年上期の予定。
長さ230.0m、幅36.6m、喫水11.1mで、総トン数は4万8300トン(載貨重量トン数5万1100トン)。LPG積載量は8万3,000立方メートルで、長崎造船所で先の受注船とともに建造する。
三菱重工独自の船型を採用したことなどにより、優れた燃費性能とLPGターミナルごとに異なるさまざまな接続条件への高い適応性を実現している。
2016年初めにも運用開始が見込まれる新パナマ運河を通過できるよう、係船装置なども世界最新の設備を搭載した。
三菱重工/車両搬送ロボット等で完成車自動搬送向け事業展開加速