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ヤマト/総務省郵政政策部会で信書規制に「外形基準」導入を提案

2013年12月12日/3PL・物流企業

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ヤマト運輸は12月12日、総務省情報通信審議会 郵政政策部会で、信書規制によって起きた2つの事例から5つの問題を提起し、生活者視点の規制改革を実現するために、新たに「外形基準(大きさを基準に規定する)」の導入を提案した。

事例とは、「テレビ番組で、芸能人の母親が息子宛の荷物の中に入れた短い手紙が、総務省より「郵便法違反」とされながら、告発されなかった」と「信書の定義を知らない顧客が誤ってメール便・宅配便で文書を送ったが、受取人の告発により、送り主と運送会社が書類送検された」もの。

問題提起は、「何が「信書」に当たるのか分かりにくい」「生活者が容疑者にされるリスクにさらされている」「告発されるケースとされないケースの違いは何か」「誰を守るための規制か」「問題の多い規制をいつまで放置するのか」。

ヤマト運輸ではこれまで生活者にとって非常にわかりにくい信書定義の撤廃を主張してきたが、従来の主張を変え、規制の条件を誰にでも客観的に判断できる「外形基準」に改めると同時に、送り主に対する罰則規定を廃止することを提案した。

誰にでもわかる「外形基準」の導入によって信書規制を改革し、送り主に対する罰則規定を廃止すれば、「ユニバーサルサービス」も「信書の秘密」も確保したまま、生活者が不安なくサービスを利用することができ、運送会社は新しいサービスを開発することができる。

また、グローバルスタンダードとも齟齬(そご:食い違い)がなくなり、市場が活性化し、日本経済の成長に寄与できると考える、としている。

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