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ヤマトHD/「止めない物流」羽田クロノゲートを公開

2013年09月20日/物流施設

ヤマトホールディングスは9月20日、羽田クロノゲートが竣工し、施設を公開した。

<羽田クロノゲート敷地全景>
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羽田クロノゲートは、国際化した羽田空港に隣接し、環状8号線沿いに位置する東京湾沿岸部に位置する物流の好適地として開発。「止めない物流」を目指して竣工させた最先端物流施設。

<羽田クロノゲートの施設説明>

<クロスベルトソータ。赤く光っている部分でスキャニングされている>
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<前詰め搬送機>
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<ロボットアーム>
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8階建ての内、公開された1階と中2階、2階部分は仕分けエリアとしている。ここには新しくクロスベルトソータ、前詰め搬送機を採用。

<クロスベルトソータ>

クロスベルトソータは分岐時に底面をスライドさせる仕分け方法により、丁寧な荷扱いを可能とする。

前詰搬送機はその名の通り、前から降ろされたロールボックスパレットの移動を機械化し、自動で搬送。省力化を図った。

<ロボットアーム>

ロボットアームは一つ一つの荷物を認識し、荷物をコンベアへ自動で乗せる。アームは2本あるが、片方のアームに備えられたカメラでカゴ車の中をチェックし、一番高い位置にあるものをもう一方のアームに伝える。

指定された位置に吸盤状の突起が多数ついたアームが空気で荷物を吸い上げ、コンベアへ運ぶ。30㎏まで大丈夫で、処理速度は1時間あたり220個。荷物を傷つけない配慮となっている。

<スパイラルコンベア>
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各階には、スパイラルコンベアを採用。これは、上階層で在庫・流通加工した荷物を下層階に繋がっているコンベアに載せることで、エレベーター搬送の手間を削減し、高品質化とスピードアップを実現する。

上層階は付加価値機能エリアということで、現在はまだ稼働していない。今後、医療機器の24時間洗浄・メンテナンス機能と航空便を組み合わせたリードタイムの短縮、ダイレクトメールを印刷可能なオンデマンドプリンター設備などが入る予定。

<1Fエントランス部分に建物模型を展示>
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<前庭部分にある「里山」広場。クロネコが印象的>
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羽田クロノゲートの前庭部には、地域貢献ゾーン「和の里パーク」を設けている。障がい者の雇用と自立を支援するスワンカフェ・ベーカリーや地域の人々が利用できる託児所、体育館のほか、里山を模した広場を配し、地域住民に憩いの場を提供している。

■羽田クロノゲート
所在地:東京都大田区羽田旭町11-1
延床面積:19万7697.07㎡
敷地面積:9万8872.87㎡
構造:鉄骨造8階建
竣工:9月20日
営業開始:10月上旬
入居企業:ヤマト運輸、ヤマトグローバルエキスプレス、ヤマトロジスティクス、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、ヤマトマルチメンテナンスソリューションズ、ヤマトパッキングサービス、ヤマト包装技術研究所、ヤマトホームコンビニエンス、ヤマトシステム開発、ヤマトフィナンシャル、ヤマトボックスチャーター、スワン、社会福祉法人ヤマト自立センター
その他(環境対応設備・事業継続対応):太陽光発電、非常用発電設備、雨水再利用、一部LED照明、免震構造、BEMS(ビルディングエネルギーマネジメントシステム)

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