三菱ふそうトラック・バスは6月27日、第2世代の小型電気トラック新型「キャンター E-CELL」を発表した。
中日本高速道路(NEXCO中日本)が実施する、高速道路維持管理用EV(電気自動車)の研究実験車両として開発したもので、2010年に発表した第1世代から大幅に進化した。
<小型電気トラック「キャンター E-CELL」>
ベース車両を現行の小型トラック「キャンター」に変更するとともに、CHAdeMO方式の急速充電と、今回実証実験を行う磁気共鳴方式のワイヤレス給電に対応した。
パワートレインはディーゼルエンジンに代えて、最高出力96kW、最大トルク650Nmの永久磁石式同期モーターを搭載。効率向上のためギヤボックスを廃止し、ファイナル比を変更している。
走行用バッテリーは容量約70kWhの高電圧バッテリーを搭載し、80km/hの連続走行で航続距離は100km以上を目指す。
今後、数か月の走行試験を経て、NEXCO中日本へ納車する。
三菱ふそう/Hacobu の動態管理サービスと車両データの連携開始