日本通運が5月8日に発表した2013年3月期決算によると、売上高1兆6133億2700万円(前年同期比0.9%減)、営業利益332億600万円(11.4%減)、経常利益415億円(12.5%減)、当期利益238億3100万円(11.6%減)となった。
複合事業(運送、国内会社)は、倉庫の取扱いなどは増加したものの国内需要の減少から自動車輸送の取扱いが減少したこと等から、売上高は6992億円と前年度に比べ54億円、0.8%の減収となったが、営業利益は70億円と前年度に比べ1億円、2.1%の増益となった。
警備輸送(運送、国内会社)は、サービス単価の下落はあるものの輸送需要の増加等により、売上高は588億円と前年度に比べ7000万円、0.1%の増収となったが、営業利益は17億円と前年度に比べ1億円、5.6%の減益となった。
航空(運送、国内会社)は、航空輸出貨物の取扱いが減少したこと等から、売上高は1821億円と前年度に比べ232億円、11.3%の減収となり、営業利益は39億円と前年度に比べ25億円、39.5%の減益となった。
海運(運送、国内会社)は、輸入貨物の取扱いが減少したこと等から、売上高は1242億円と前年度に比べ14億円、1.2%の減収となり、営業利益は46億円と前年度に比べ4億円、8.5%の減益となった。
米州(運送、海外会社)は、株式取得したAGS社の貢献、及び航空貨物、海運貨物、倉庫の取扱いが好調に推移したこと等により、売上高は540億円と前年度に比べ110億円、25.8%の増収となり、営業利益は20億円と前年度に比べ4億円、24.3%の増益となった。
東アジア(運送、海外会社)は、航空貨物の取扱いが低調に推移したこと等により、売上高は688億円と前年度に比べ41億円、5.7%の減収となり、営業利益は13億円と前年度に比べ10億円、43.3%の減益となった。
来期は、売上高1兆6900億円(4.8%増)、営業利益370億円(11.4%増)、経常利益450億円(8.4%増)、当期利益250億円(4.9%増)を見込んでいる。
アルプス物流 決算/4~6月の売上高5.9%増、営業利益11.9%減