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日新/3月期の売上高2.1%減、営業利益9.7%減

2013年05月08日/決算

日新が5月8日に発表した2013年3月期決算によると、売上高1752億3000万円(前年同期比2.1%減)、営業利益34億2200万円(9.7%減)、経常利益35億5800万円(13.6%減)、当期利益18億3600万円(5.9%減)となった。

物流事業では、日本の輸出海上貨物は、自動車生産の国内外での増産に伴い、四輪完成車、CKDなど自動車関連部品の取扱いは回復したが、欧州景気の停滞等により、ソーラー関連の取扱いが低調であったほか、夏場以降は円高、日中関係の影響を受け自動車関連部品の取扱いが減少した。

輸入海上貨物は、製材・合板関係や鋼材などの取扱いが順調であったほか、アパレル、雑貨、家具の取扱いが底堅く推移した。

輸出航空貨物は、アジア、北米向け自動車関連部品の取扱いが収益に寄与したものの、円高に加え中国の景気減速の影響もあり、電子部材をはじめ、全般的に取扱いが低迷した。

輸入航空貨物は、北米発の青果・生鮮・食品貨物や医薬品の取扱いが順調に推移した。

国内倉庫・輸送関連では、引き続き堺ロジスティクスセンターをはじめとした関西地区の各倉庫が高水準な稼動を続け、四輪完成車の内航船業務も堅調だったが、日中貿易鈍化の影響を受けターミナル事業が落ち込んだ。

海外では、米州は、自動車関連部品の取扱いが輸出入ともに大幅に増えたほか、液晶関連の取扱いや倉庫業務が収益に寄与するなど、好調に推移。

欧州では、自動車関連部品を中心に取扱いが伸びたことに加え、業務効率化の効果により、回復基調をたどった。

アジアは、タイ洪水後の自動車生産回復に伴い自動車関連部品などの航空・海上輸出入がともに大幅に増加するなど、好調。中国では、電子部品・部材の航空輸入、電機関連の海上輸出が引き続き順調に推移した。

来期は、売上高1940億円(10.7%増)、営業利益45億円(31.5%増)、経常利益46億円(29.3%減)、当期利益28億円(52.5%増)を見込んでいる。

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