国土交通省は1月15日、閣議決定した2012年度同省関連補正予算案を発表し、物流ネットワークの整備に637億円、国際コンテナ戦略港湾の機能強化には194億円を投じる。
物流ネットワークの整備は、国際海上コンテナ車両等が通行すべき大都市圏環状道路等のネットワーク整備や通行支障区間の解消、高速道路等と拠点空港・港湾・鉄道駅との直結を含むアクセス道路の整備を推進する。
国際コンテナ戦略港湾の機能強化として、国際コンテナ戦略港湾(阪神港、京浜港)に、コンテナ船の大型化に対応したコンテナターミナルの整備等を推進する。
この他、港湾エリアの整備について、老朽化対策で91億円、風水害対策109億円、地震・津波対策に67億円、背後に立地する企業の生産活動等の強化にとして港湾インフラの整備で93億円。
災害時の強い物流システム構築として、広域物資拠点(非被災地域から支援物資を輸送する際の一次集積所)となる民間物流施設に対して、非常用電源設備等の整備支援に2億円。