佐渡汽船は11月12日、日本海内航汽船と2013年4月1日付で合併すると発表した。
合併は佐渡汽船を存続会社とする吸収合併方式で、日本海内航汽船は解散する。
両社とも、新潟と佐渡島間の貨物輸送を行っているが、両社の輸送量合計でも新潟と佐渡島間の貨物輸送量は1996年の約30万トンをピークに、以後、減少傾向に歯止めがかからず、2011年には約22万トンまで減少。
また、佐渡島では毎年約1000人ずつの人口が減少する人口問題を抱えており、これに伴い生活物資輸送は減少し、また公共事業の抑制により建設資材等の輸送量が減少するなどの収益構造上の問題を抱えている。
このため、現在の貨物輸送形態を継続していけない状況にあり、今後も両社の貨物部門は収益の悪化が拡大する傾向にあった。
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