商船三井は11月12日、油性(潤滑性)向上添加剤「ルブアップ HS」を開発したと発表した。
約2年前からタイホーコーザイと共同で油性(潤滑性)向上添加剤の開発に取り組んできたが、実際の使用環境となる高温状態の燃料油に対し、少量で優れた効果を発揮するという。
舶用燃料油の世界的な低硫黄化規制に伴って燃料油自体の潤滑機能が低下したため、燃料噴射ポンプ等に障害を引き起こすことが懸念されている。今回の開発はこうした懸念を軽減を可能とした。
■「ルブアップ HS」概要】
商品名:ルブアップ HS
製造会社:タイホーコーザイ
標準添加量:100~200ppm(ルブアップ HS:燃料油 = 1:10,000~1:5000)
特長:少量での添加により、船舶管理コスト削減に寄与
医療材料の調達物流/共同購入によりコスト削減と安定供給を実現