UPSは10月24日、2012年第3四半期の希薄化後1株あたり利益が1.06ドルになったと発表した。
売上高は130億7000万ドル(前年同期131億7000万ドル)、営業利益は16億6000万ドル(16億7000万ドル)、営業利益率は12.7%(12.7%)、1日平均取扱量は1550万個(1510万個)だった。
この四半期にUPSは、前年同期比2.9%増となる1日あたり1550万個の小口貨物を配達した。
米国国内売上高は、1日あたり取扱量が3.7%増加したことが貢献して前年同期から9400万ドル拡大した。調整済み営業利益は、営業日が少なかったこととフューエル・サーチャージ発生のタイミングによる引き下げ効果のため2100万ドル減少した。
報告ベースの営業利益は年金再編の影響により1億2900万ドルだった。
Eコマースの急速な成長に伴い1日あたり取扱量が増大し、「Ground」(陸上輸送サービス)と「Deferred」(2~3日後配達の航空輸送サービス)の取扱量はそれぞれ3.0%と9.3%拡大した。
「Next Day Air」(翌日配達の航空輸送サービス)の取扱量は、小売企業によるサービス差別化のための「UPS Next Day Air Saver」利用が続いていることが貢献して前年同期比5.7%増となった。
国際小口貨物部門の営業利益は、第3四半期として過去最高の4億4900万ドルに達した。営業利益率は前年同期の15.3%から170ベーシスポイント拡大した。これには輸出貨物の増加やネットワークの変更と外国為替が貢献した。