オムロンは10月1日、辞書内蔵型OCRを搭載した文字認識センサ形FQ2-CHシリーズを発売する。
<文字認識センサ形FQ2-CHシリーズ>
製造管理に必須の製造年月日やロット番号を辞書登録なしで簡単に読み取れる辞書内蔵型OCRアルゴリズムを搭載した文字認識センサ。
今回の文字認識センサは、文字の認識方式を搭載したことで、煩雑な辞書登録なしで簡単に文字の読み取りが行え、立上げやメンテナンス時間の大幅な削減が可能となった。
新たな文字認識方式は、オムロンが保有する顔画像センシング技術を応用したもので、複数フォントから文字の特徴を学習させ、その特徴を使うことで、フォントやサイズの違い、傾きなどの影響を受けずに、文字を読み取ることができる。
薬品や食品の製造現場で、製品のトレーサビリティとして日付やロットNo.などの印字が義務付けられている。
従来は印字抜け検査や間違いなどの有無検査が中心だったが、近年は読み取った文字を照合したり、読み取ったデータそのものを管理するトレーサビリティへニーズが拡大し、製造工程における文字認識の需要が拡大している。
今までの文字認識センサでは、2~3種類のあらかじめ登録された印字フォント以外を読み取る場合には、フォントと文字ごとに追加で辞書登録を行う必要があった。
問い合わせ
オムロン
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
アプリセンサ事業部
担当:河内雅弘
TEL:075-344-7068
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