日本NCRは7月10日、クラウド型RFIDシステムを専門店に導入する等、新たなソリューションの発表を行った。
<諸星俊男社長>
クラウド型RFIDシステム、デジタルサイネージとキオスク顛末を管理する新ソリューション、スマートフォンを使ったPOSシステム。
諸星俊男社長は「日本NCRは1953年に紀ノ国屋に導入した日本初のセルフサービスソリューション開発から約60年。現在3つの柱(リテイルソリューション、金融ソリューション、トラベルソリューション)のソリューション事業を中心に据えて行っている」と挨拶した。
クラウド型RFIDシステムでは、一括で読み取るスピーディーな処理が可能な点と、商品ライフタイムデータの取得とマーケティングへの活用を挙げている。
<RFIDにより商品を同時複数認識で読み取る>
実際に一部の店舗で試験導入を始めているアパレル専門店の「ユナイテッドアローズ」では、一括データ読み取りと見えなかったデータの収集・分析により、売上向上を図るとしている。これはシステム導入により、機会ロス低減、欠品削減、営業活動への注力などにより可能としている。
RFIDの課題は同時複数認識。現在でも環境によって読み取り率が98%程度になることもある。バーコードで読み取っていた時と比べると格段のスピードの差があり、さらにRFIDチップが10円程度にまで値下がりしており、今後の値下がりも期待できるとしている。
デジタルサイネージ(電子看板)とキオスク端末を統合管理するソリューションとスマートフォンを使ったPOSシステムでは、デモ機を実際に使った説明を行った。
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