本田技研工業は7月10日、中国での四輪車生産販売合弁会社・東風本田汽車が、第二工場(湖北省武漢市)の開所した。
<工場外観>
第二工場は第一工場の北東約4kmに位置し、「環境に優れた製品は環境に優れた工場から」という考えに基づきホンダの先進生産・環境技術を導入した工場。
塗装工場のショートプロセス化と廃熱再利用によるCO2排出削減や樹脂加工の水性プライマー採用によるVOC排出抑制は、いずれも中国でトップレベル。
世界で初めて搬送の高さを自在に設定できるドア収納型フルパレット搬送組立ラインの導入や、作業員の歩行数を最小限に抑えたバリアフリー工程を採用している。
第二工場稼働時の年間生産能力は10万台で、翌年に12万台へ拡大し、将来は24万台まで引き上げる計画。