東京商工リサーチは6月15日、「道路運送業者の動向」調査の結果を発表した。
道路運送業者の2011年売上高は、長距離トラック、ロジスティクス、宅配便など貨物運送は4.2%増となり、特に貨物は宅配や工場生産品の運送が堅調に伸びた。
損益面では、減益企業が多かったが、7割以上の企業が2期連続で黒字を確保した。
道路運送業界は、原油高騰による燃料費の上昇や排ガス規制強化に伴う車両入れ替えなど、コスト負担が増していた。そこに規制緩和による同業乱立が運賃低下を招き、疲弊が著しい業界の一つになっている。
地域の生活を支える輸送手段、移動手段として道路運送は不可欠なサービスでもあり、激しい価格競争のなかで採算確保に各社がしのぎを削っているとしている。
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