川崎汽船は5月8日、同社の提携商船大学のクリスタルeカレッジの「Kラインクラス」第一期生23名がシニア職員候補生として卒業したと発表した。
<卒業式の様子>
このプロジェクトでは高校卒業見込みの者に対しグループ独自の選抜試験を実施し優秀な学生を集め、3年間の講義と1年間の乗船実習を行った。
講義では同大学のカリキュラムに加え“K”ライングループ独自の高度な講義を実施し、乗船実習では同社グループ管理会社の船舶で同社独自のキャデットトレーニングプログラムをおこなう事で質の高い職員候補生の育成を目指している。
卒業した第一期生は海技免状を取得後、同社マニラ研修センターであるケイライン・マリタイム・アカデミー(フィリピン)で乗船前の導入研修などを受講し、グループ管理会社の管理船舶に順次職員候補生として乗船し1年後には、船舶職員として実際に運航に携わる。