日本通運が5月8日に発表した2012年3月期決算によると、売上高1兆6280億2700万円(前年同期比0.7%増)、営業利益374億9700万円(18.6%増)、経常利益474億4100万円(16.6%増)、当期利益269億4900万円(215.5%増)となった。
複合事業(運送、国内会社)は、国内の輸送需要の減少により、各種取扱いが減少したことに加え、東日本大震災の影響が引き続きあったこと等から、売上高は7047億円(1.8%減)、営業利益は(17.2%減)となった。
航空・旅行(運送、国内会社) は、航空輸出貨物の取扱いが増加したこと等から、売上高は2054億円(1.0%増)、営業利益は65億円(6.9倍)となった。
海運(運送、国内会社)は、米州への輸送需要が堅調に推移したことに加え、輸入貨物の取扱いが増加したこと等から、売上高は1256億円(1.2%増)、営業利益は51億円(6.2%減)となった。
米州(運送、海外会社) は、電子部品等の航空輸出貨物の取扱いが増加したこと等により、売上高は429億円(0.4%増)、営業利益は16億円(6.2%増)となった。
欧州(運送、海外会社) は、自動車、医療関連等の航空輸出貨物の取扱いが増加したことや、家電関連の輸入貨物の取扱いが増
加したこと等により、売上高は464億円(3.1%増)、営業利益は18億円(6.2%増)となった。
東アジア(運送、海外会社)は、中国国内の輸送需要は堅調に推移したものの、為替の影響等により売上高は729億円(5.2%減)、営業利益は23億円(11.7%増)となった。
来期は、売上高1兆6500億円(1.3%増)、営業利益420億円(12.0%増)、経常利益500億円(5.4%増)、当期利益300億円(11.3%増)を見込んでいる。