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英海軍本部/電子海図情報表示システムの国際訓練プログラム

2012年04月16日/国際

英海軍本部は4月13日、世界規模のプロモーション活動の一環として、世界のブリッジオフィサー100人を対象に、電子海図情報表示システム(ECDIS)の包括的なトレーニングプログラムを世界各国の海事系大学で実施すると発表した。

同本部がスポンサーとなるこのプロモーションは、世界のブリッジオフィサーに対して、国際海事機関(IMO)の「IMOモデルコース1.27」に準拠した一般的なECDISのトレーニングコースを受ける機会を与えるのが目的。

世界中の訓練機関を通して受講できるこのコースは、最短で5日間、計40時間の日程で、ブリッジオフィサーに対し、ECDISを使った航海の網羅的な理解を深める機会を提供する。

今回のプロモーションは、世界中の国際商船のブリッジオフィサー資格者に門戸を開いており、オンライン手続きでECDIS訓練への登録が可能となっている。

海運業界が国際海事機関(IMO)によるECDISの搭載義務化への準備を進める中、英国海軍本部が世界のデジタル航海化を視野に展開するキャンペーンである「デジタル・ナビゲーション・インサイツ(Digital Navigation Insights)」を実現するため、2012年から始めた一連のイニシアチブの一環。

義務化は2012年7月から段階的に実施されることになっている。イニシアチブには、海運業界が、デジタルナビゲーションを船舶および沿岸オペレーションに確信を持って安全かつ成功裏に導入できるように後押しする目的がある。

なお、4月18日午後2時、19日午前11時、20日午前11時に東京ビッグサイトで「デジタル・インテグレーション・ワークショップ」を無料で開催する。

電子海図情報表示システム(ECDIS)搭載の段階的義務化に対応し、海運関連企業の担当者たちが、デジタル技術を効果的にブリッジオペレーションに導入できるように後押しするもの。

詳細・申し込みは下記URLを参照。
http://www.thefutureofnavigation.com/events-Admiralty-Workshops.aspx

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