日産自動車は1月30日、完成車と部品海上輸送用の省エネ型自動車運搬船「日王丸」を新たに導入する。
日王丸は、新来島どっくによる新造船で、内航船舶で初採用となる太陽光発電パネル、電子制御ディーゼル船舶エンジン、全艙内及び居住区へのLED照明及び最新の低摩擦抵抗塗料や省エネ装置を採用した。
従来の同型船舶と比較すると、年間最大約1400トンの燃料節減に相当し、約4200トンのCO2排出量を削減できる。
国内海上輸送の主力会社である日藤海運が、関東(追浜)と近畿(神戸)と九州(苅田)までの主要海上航路の運用を担当する。
同航路の運航サービスは従来1週間に4航海していたが、同船の追加により6航海となり、日産車の輸送サービス向上へが期待できる。
日王丸の概要
全長:169.95m
全幅:26.00m
総重量:11,400トン
積載能力:完成車両880台(トレーラー未積載時1,380台)
トレーラー積載本数115本
運行速度:21.2ノット