安川電機は1月27日、ロボット事業における抜本的な生産性向上、競争力強化のため、本社事業所(北九州市八幡西区)内のロボット生産設備を再編、増強すると発表した。
抜本的に生産性を向上した生産体制の構築については、従来の半導体市場向けロボットやFPDパネル市場向けのクリーンロボットに加え、今後の市場が拡大するバイオメディカル向けロボット等、クリーンな生産環境を要求されるロボットの需要増へ対応するため、最新鋭のロボット工場および信頼性センタを建設し、生産工程全般の最適化や品質向上を実現する。
自動化、IT化を強化することで、現行比30%の生産性向上を図る。
新工場の建設によって、国内におけるロボットの生産拠点である、本社事業所(北九州市八幡西区)は、ロボットの用途に応じた主力3工場体制となり、相乗効果を図りつつ、事業所全体として今後の需要増および市場の変化に対応できる最適生産を進める、としている。
また、中国やアジア新興国対応についても、中国(江蘇省常州市)で新工場建設を進めており、国内および中国を生産拠点としたグローバル展開を強化していく。
■新生産体制の概要
所在地:北九州市八幡西区黒崎城石2-1
各工場の概要
第1工場(現モートマンセンタ)
一般産業向け小形ロボットの生産
第2工場(新設)
クリーン環境での生産(半導体・FPDパネル市場向け、食品製造業、医療(バイオメディカル)向け等)
第3工場(現モートマンステーション)
一般産業向け中・大形ロボットの生産
・ロボット信頼性センタ(拡張)
新工場(第2工場)
3階建て延床面積約1万7000㎡
2013年夏稼動予定
月産生産能力(2015年度)
国内工場3000台/月
中国工場1000台/月
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