日本出版販売は、物流品質の向上~雑誌汚破損対策として、「表紙折れ冊数」を3割程度削減した。
日販では、注文処理のスピードアップやトレーサビリティの対応で、設備投資を継続してきたが、物流面に関して、書店からのニーズが大きかったのが汚破損の対策についてだった。
雑誌の汚破損の3大要因として、表紙折れ(構成比:65%)、バンド跡(構成比:20%)、角つぶれ(構成比:15%)があるが、まず表紙折れに対処するため、8月から包装フィルム厚を変更し、表紙折れ冊数を3割程度削減した。
また、バンド跡に対処するため、コミックの束について、結束バンドをシュリンク包装に変更する。さらに角つぶれに関しても、運送会社への説明会を開催し、実地指導を行なう。