京極運輸商事が11月14日に発表した2012年3月期第2四半期決算によると、売上高45億1600万円（前年同期比6.2％増）、営業利益4800万円（54.2％増）、経常利益7400万円（49.9％増）、当期利益3000万円（-）となった。
貨物自動車運送事業は、震災の影響による輸送量の増減は取引先毎に異なり、化学品輸送全体としてはほぼ回復したものの、石油輸送は減少。燃料費の高騰や修繕費などの諸経費が増加し、売上高は16億8800万円（1.9％減）、セグメント利益7900万円（7.0％減）となった。
港湾運送と通関事業は、震災の影響による輸出取扱量の低迷や昨年来から引き続いている円高による減収はあったものの、子会社の吸収合併の効果等により売上高は増収となった。しかし、利益率の低い取引の増加等で収益性が悪化。売上高は2億9100万円（6.5％増）、セグメント利益は400万円（68.4％減）となった。
倉庫事業は、主要取引先の生産調整などはあったものの、徹底したコスト削減に努め、売上高は2億4400万円（7.7％減）、セグメント利益は3500万円（13.5％増）となった。
通期は、売上高91億2000万円（6.6％増）、営業利益1億4000万円（164.2％増）、経常利益1億7000万円（60.4％増）、当期利益9500万円（427.8％増）の見通し。
