ヤマト運輸は9月7日、秋田主管支店の事業所で、元委託配達員(以下:元クロネコメイト)が、借りていた倉庫に3364冊のクロネコメール便を滞留させていたことが、9月1日に発覚したと発表した。
この元クロネコメイトは、2007年12月に委託契約解除となっており、滞留させたクロネコメール便は、2004年8月から2007年12月に発送されたもの。
元クロネコメイトは2008年10月に死亡しており、生前借りていた倉庫を大家が調べた結果、未配達のクロネコメール便が入った段ボール24箱が見つかり、同社に連絡があり、明らかになった。
ヤマト運輸では、滞留されていたクロネコメール便の発送荷主に対して順次、事実の報告、お詫びを行い、今後の対応を個別に相談している。
昨年11月にもクロネコメール便の未配達が発覚し、全社挙げて再発防止に取り組んでいたが、契約解除後の元クロネコメイトによる滞留事案が発覚したことに対し、重大性を認識し、再発防止委員会のもと、再発防止策を徹底し全社一丸となって信頼回復に努めるとしている。
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