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大阪府/輸出予定の中古車両、110マイクロシーベルト放射線量を検出

2011年08月11日/調査・統計

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大阪府は8月11日、大阪港(大阪市住之江区)から輸出予定の中古自動車1台から、100マイクロシーベルトを超える放射線量が検出したと発表した。

車両は、シートをかけて隔離・一時保管した後、11日11時50分に中古輸出事業者を通じて荷主へ返却した。

8月10日午後1時30分頃、中古輸出事業者から大阪府に対し、大阪港より輸出予定の中古自動車を検査したところ、30マイクロシーベルトを超える車両(1台)の報告があった。

車両は堺泉北港汐見埠頭(泉大津市)で、通関手続きを済ませていた車両であったため、関税法上の手続きのため、再び堺泉北港汐見埠頭に返送した。

午後3時50分頃、堺泉北港汐見埠頭内で中古車輸出事業者が大阪府職員立会いのもと、改めて放射線量の検査を行ったところ、車両の数か所について、平均約110マイクロシーベルトの放射線量を検出した。

車両は午後5時30分頃、中古車輸出事業者が大阪府の誘導のもと、当該車両を堺泉北港汐見沖地区に移動し、ブルーシートで養生の上、保管した。

国土交通省が定めるガイドラインに準じ、車両の取扱いについて、大阪府から国土交通省に報告を行い、当該車両について荷主へ返却しても差し支えない旨、確認するとともに事業者を通じて荷主(中古車取扱業者)へ要請した。

8月11日午前11時50分、大阪府職員立会のもと、荷主により当該車両は堺泉北港から搬出された。

なお、100マイクロシーベルトの放射線量は、文部科学省によると胃のX線集団検診2回分の量。

■日常生活と放射線(文部科学省)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/related_information/radiation_in_daily-life/

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