国土交通省は7月8日、三菱重工業が、航空機の貨物室ドアのヒンジや点検用主翼パネル等の部品を規定された手順に従わず製造したとして、厳重注意を行った。
航空局では、同社に6月30日から7月4日にかけて立入検査を実施し、浸透探傷検査の前処理作業(マスキング、エッチング)が規定通り行われていないことと、生産管理・品質管理が不徹底であること等の問題点があった。
航空法に違反するため、同社に対して厳重注意を行い、同種事例の再調査、原因究明、再発防止策の策定等を求めるとともに、規定違反のあった出荷済み部品についての安全性評価を行うよう指示した。