センコーは6月8日、第12回物流環境大賞で、物流環境大賞を受賞したと発表した。
物流環境大賞の受賞は、電力使用量削減で、昼休みの消灯など日頃の地道な取り組みだけでなく、電力デマンドをはじめとする設備導入の際に、効果算定・テスト導入による調査検討を行うなど、その取り組みステップが他社の手本として今後も期待できるものと評価されたもの。
同社は2008年の「省エネ法」改正で、工場・事業場単位のエネルギー管理から、事業者単位(企業単位)でのエネルギー管理に規制体系が変わったことを受け、2009 年度に新たに「センコーEcoイノベーション2012」を策定。2010年4月から省エネルギーやCO2削減活動および環境や社会に貢献する企業活動を行ってきた。
この活動では、これまでの環境保全の取り組みに加えて、エネルギー使用量の8割強を占める電力使用量の削減に重点的に取り組み、単位当たりエネルギー使用量を毎年1%ずつ削減する目標に向け、31項目の省電力項目を設定し実施。
この結果、1年間で約20万キロワット時の電力削減効果を出した拠点や、必要照度を見直して350基の照明を削減し、年間約40トンのCO2排出を削減した拠点など大きな効果が出ている。
なお、この賞は、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献した団体・企業や個人を表彰する目的で2000年から設けられている。
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