日本郵船は5月17日、川崎重工業、MTI、日本海事協会と共同で、太陽光エネルギーを動力源の一部とする日本郵船の自動車運搬船「アウリガ・リーダー」(6万213トン)に、開発中の船舶用ハイブリッド給電システムを搭載して実証実験をすると発表した。
<アウリガ・リーダーの太陽光パネル>
同時に、バラスト水処理装置の搭載や低硫黄燃料の対応工事を行い、環境対応をさらに強化する。
「アウリガ・リーダー」は、今後過酷な海上環境の中で、太陽光発電とハイブリッド給電システムにより、安定した電力供給を実現するための実証実験を行い、今後の効果を検証する。その結果を基に、日本郵船とMTIは船舶での太陽光発電の一層の大規模化の開発を、川崎重工は舶用ハイブリッド給電システムの商品化を目指す。
「アウリガ・リーダー」概要
全長:199.99m
全幅:32.26m
型深:34.52m
最大積載自動車台数:6200台
載貨重量トン数:1万8758トン
総トン数:6万213トン
建造:三菱重工業(株)神戸造船所
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