ニッタは5月より、国内と海外で使用されている周波数帯(902MHz~958MHz)をカバーし、国際物流で利用できる金属対応ICタグMT-SH2タイプを開発し、サンプル出荷を開始する。
<金属対応ICタグMT-SH2タイプ>
新開発の金属対応ICタグMT-SH2タイプは、広域帯対応と小型化を実現し、国際物流でのICタグ導入計画がスムーズに推進できるもの。
また、従来の同社製金属対応ICタグと同様に独自設計のアンテナを採用することで、小型かつ薄型でありながら金属表面に貼付しても、約5メートルの通信距離を実現している。
市場のグローバル化により、コンテナや金属製品に使用できる広域帯周波数特性に優れた小型金属対
応タグのニーズが増加している。
しかし、従来の金属対応ICタグでは広域帯対応と小型化の両立が難しいため、各国の割り当て周波数(日本は950MHz帯)専用に設計されており、複数の国にまたがっての使用はできなかった。
■広帯域小型金属対応ICタグ
http://www.nitta.co.jp/product/sheet/multitag/top.html