日本通運は3月4日、上海~博多間のRORO船「上海スーパーエクスプレス」(以下:SSE)による外航輸送と内航船「ひまわり」による博多~東京間の内航輸送を組み合わせた一貫輸送サービス「E=WING」の販売を3月から開始したと発表した。
<E-WINGのシステム図>
E-WINGはSSEで上海から博多港まで海上輸送した20FT・40FTコンテナ積載貨物を博多港のSSE専用バースに隣接するクロスドックセンターで、内航輸送専用のウイングトレーラーへ積み替え、博多港から内航船ひまわりで東京港まで海上輸送する。
配達地域は東京港から40㎞圏内で、料金も配達費用を含んでいる。これにより、利用者のトータル物流コストの把握が容易になるとしている。また、博多港から配達までウイングトレーラーを使用することより、東京港での荷役作業時間短縮と安全性の向上を実現した。
SSEおよび内航船の定時性と、本船作業・ウイングトレーラーへの積み替え作業を自社で行うことで、安全品質の確保を図っている。また、SSEプラス内航船の組み合わせ輸送によるCO2削減等にも応えている。