Zepol(ゼポ)は1月28日、米国向け2010年日本10港のコンテナ貨物ランキングを発表した。
それによると、積地ベースでは1位の東京(対前年比3.8%増)をはじめ、名古屋(33.7%増)、横浜(27.3%増)、神戸(103.1%増)、大阪(50.0減)、清水(18.9%増)、仙台(27.0%)までの7位までは変化なし。8位には博多(18.0%増)が前年の10位からアップ、逆に四日市(66.7%減)が8位から9位、苫小牧(129.0%減)は9位から10位にダウンした。
1位の東京が微増の中、名古屋、横浜、神戸の伸びに牽引されて2010 年の日本積米国向は2009 年より約12%の増加となった。ただ、過去のピークであった2007年のレベルと比べると未だに30%のマイナスとなっている。
荷受地ベースでは、1位の東京(0.1%増)、2位の名古屋(25.3%増)は変わらないものの、3位には前年4位だった神戸(24.8%増)が、4位には3位だった横浜(10.5%増)となった。以下、清水(10.8%増)、大阪(4.6%増)、博多(36.8%増)、仙台(12.6%増)、四日市(3.3%増)、広島(5.4%増)の順となった。
また、釜山港T/S(トランシップ)日本分の荷受地ベースでは、博多(66%増)、大阪(80%増)、広島(14%減)、門司(18%増)、細島(63%増)、神戸(33%増)、志布志(101%増)、徳山(84%増)、那覇(52%減)の順となった。
釜山港経由トランシップ分(約5万TEU)は、博多港を中心に約38%の伸びを示した。日本、韓国の全体の伸び率に比べてハイペースの増加だった。
なお、日本港を経由するアジア諸国の米国向けトランシップは約6万TEUで日本港扱いの約8%に相当し、昨年の伸びは約5%と釜山経由の伸び率には大きく及ばない。約6割が中国、残りはタイ、フィリッピン、ベトナム、香港などで荷受したものだった。
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