凸版印刷/北京市に約70億円で生産拠点整備

2009年11月05日 

凸版印刷は11月4日、中国・北京市に生産拠点「トッパンリーフォン北京印刷産業基地」を開設し、3日から稼動を開始したと発表した。

トッパンリーフォン北京印刷産業基地は、凸版印刷が昨年6月にグループ化したシンガポールの大手印刷会社、「SNP Corporation Ltd.」(トッパンリーフォン)が北京市通州区に建設したもの。

3日に稼動したのは第1期の雑誌印刷工場で、第2期として包装(紙器)印刷ラインを2012年までに立ち上げる予定。北京印刷産業基地は、中国企業と凸版印刷の合弁会社で雑誌印刷が主業務の「北京利豊雅高長城印刷有限公司」と、包装印刷が主業務の「利豊雅高包装印刷(北京)有限公司」が運営する。

北京印刷産業基地の敷地面積は約6.6万㎡、建築面積は約7.8万㎡で1期工事の投資額は約70億円。2期工事でも約70億円を追加投資し、中国でのグループ最大規模の生産拠点として、2012年の完成時には生産高約140億円を見込む。

また、包材印刷と雑誌印刷で先進的な設備を導入し、業界最先端のデジタル印刷技術を提供するとしている。今回の稼動開始で華北、華東、華南地域を中心に強固な生産ネットワークを構築し、このネットワークを活用して各拠点の生産状況や納入先に合わせた適地生産による効率化を図る。

この動きと並行して、今年1月に設置したグローバルセンター機能を持つ国際事業部の機能を10月に強化し海外事業を拡大。従来の国際事業部が担当していた出版印刷、商業印刷分野にパッケージ分野などを追加し、これら分野の海外事業と海外現地法人を総合的に統括する。

さらに凸版印刷の技術力と、中国や欧米に強いトッパンリーフォンの販売網と生産体制を融合し、出版印刷、パッケージなど各分野で製販一体の事業の展開を本格化する。 今後はブラジル、ロシア、インドなど新興地域で有望市場を見極めた上で市場を開発し、グローバル展開を拡大。海外事業の展開強化で、海外売上比率を中期的に30%へと高めていくとしている。

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