東北電力/配電業務ナビゲーションシステムの開発・実用化

2004年06月09日 

東北電力(株)は、屋外での作業が多い配電業務を支援する「配電業務ナビゲーションシステム」を開発し、全営業所に導入する。

本システムは、カーナビゲーションシステムと移動体通信技術を活用し、作業目的地までの移動や作業に必要な情報の伝達をより早く、かつ円滑に行うことなどにより、停電復旧に要する時間の短縮を図ろうとするもの。

導入スケジュールは、6月14日より全営業所の配電車輌1,362台に本格導入し、9月末までに導入終了を予定している。

本システムは、電柱毎に付定されている電柱番号を選択することにより作業車輌を目的地に誘導する機能(車輌誘導システム)、作業車輌へお客さま対応に必要な情報を提供する機能(巡回支援システム)、作業車輌の位置等をリアルタイムで確認するとともに、停電事故の発生情報を作業車輌へ配信する機能(車輌管理システム)の3つの機能から構成されている。

この3つの機能により、作業目的地への速やかな到着が可能となり、復旧作業に必要な設備情報なども車輌から取得できることなどから、効率よく復旧作業を行うことができる。

一方、営業所では、作業に出動した車輌の対応状況などをリアルタイムで把握できることから、最適な指令を行うことが可能となる。

従来、こうした営業所と作業車輌との情報伝達は、主に作業者との無線連絡で行っておりましたが、本システムの導入により作業効率が向上することから、停電時間の短縮などお客さまサービスの一層の向上が期待できる。

また、自然災害等に伴い大規模な停電が発生した際には、被害状況によっては他店所から応援隊が出動することになり、本システムを活用することにより、地理が不案内な応援隊への誘導要員が不要となるとともに、応援隊を含む多くの作業隊の作業状況等が迅速に把握できるため、早期復旧に向けて、より効果的な体制を構築することが可能となる。

システムの特徴
(1)車輌誘導システム:カーナビゲーションシステムの画面に道路地図と配電系統図を一体的に表示し、電柱毎に付定されている電柱番号を選択することにより作業車輌を目的地に誘導。

(2)巡回支援システム:作業に必要となるお客さまからの申し出内容・設備情報等を営業所から作業車輌に電子データで提供。

(3)車輌管理システム:作業車輌の位置等をリアルタイムで確認するとともに、停電事故の発生情報を作業車輌に配信。作業対応に最適な車輌の選定と的確な指令が可能。

システム導入による効果
(1)お客さまサービスの向上
目的地への移動時間の短縮ならびに屋外での必要な情報の取得・検索、さらには各車輌の対応状況等を営業所でリアルタイムに把握できることから最適な車輌配置・作業指示が可能となり、停電時の早期復旧が図られる。

(2)大規模停電時における体制強化
自然災害等に伴う大規模停電時において、現地の地理に不案内な他店所からの応援隊の誘導や、多くの作業要員が出動する現地での作業状況等の把握が速やかに行えるため、早期復旧に向けた効果的な体制の構築が可能。

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