次世代物流システム/2025年は2018年比で2.1倍の需要に

2020年01月24日 

富士経済は1月23日、物流現場での人手不足を解決する手段として自動化設備やソフトウエアを活用した省人化提案が進むと同時に、ユーザーニーズの多様化に伴う需要増加により拡大を続けている、次世代物流システム・ビジネスの市場を調査、その結果を「次世代物流ビジネス・システムの実態と将来展望 2019」にまとめ発表した。

<次世代物流システム市場>

次世代物流システム市場

次世代物流システムの2019年の市場は2018年比7.7%増の4631億円が見込まれる。今後も各分野で堅調な伸びが期待され、2025年には同2.1倍の9232億円が予測される。倉庫ロボットシステムは270億円と8.4倍の市場になると予測している。

この調査では、次世代物流システムとしてロジスティクス・ファシリティ8品目、ロボティクス・オートメーション9品目、IoT(ソフト・ソリューション)5品目、IoT(ハード)5品目、AI4品目、また、次世代物流ビジネスとして通販フルフィルメントサービスや倉庫シェアリングなど4品目について、市場の現状を分析し、将来を予想した。

立体自動倉庫システムや自動搬送・仕分けシステムなどのロジスティクス・ファシリティの規模が大きくなる。EC市場の拡大などによって、卸・小売向けや運輸・倉庫向けを中心に各品目が伸びている。市場をけん引する立体自動倉庫システムは、入出庫前後の搬送工程でAGVや無人フォークリフトと連携した自動化が進むとみられ、省力化ニーズを受けて国内需要に加えて日系メーカー海外販売の伸びも期待される。自動搬送・仕分けシステムはEC市場の拡大を受けて、卸・小売向けが堅調に増えるとみられる。

ロボティクス・オートメーションは、2019年は米中貿易摩擦の影響を受けた品目もみられたが、将来的には堅調な伸びが予想される。特に、AGV・アーム付AGVやリニア搬送システムは、国内に加えて海外需要も増加しており大きく伸びるとみられる。

IoTやAIでは、物流情報を共有し連携することによりサプライチェーンの最適化をはかる物流向けIoTプラットフォームやトラック予約システム、AI再配達回避システムなどの大幅な伸びが期待される。また、AI画像認識活用物流システムは運用の標準化が進む2020年以降に急伸すると予想される、としている。

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