センシンロボティクス/住商物流施設でドローンシステム実証実験

2020年01月21日 

センシンロボティクスは1月21日、 住友商事が開発した物流施設「SOSiLA」(ソシラ)川越において完全自動運用型ドローンシステム「SENSYN DRONE HUB」を活用した警備監視・巡視点検の自動化における有用性を確認したと発表した。

<「SENSYN DRONE HUB」のドローン>

「SENSYN DRONE HUB」のドローン

<「SOSiLA」(ソシラ)川越と前方の箱型のものにドローンを収納>

「SOSiLA」(ソシラ)川越と前方の箱型のものにドローンを収納

<予め設定したルート図>

予め設定したルート図

これは、昨今、少子高齢化による労働人口減少が大きな社会問題となっており、既存ビジネスの省人化が求められている。住友商事ではデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、その一環として施設の警備監視の省人化・効率化を目的に、センシンロボティクスの持つテクノロジー「SENSYN DRONE HUB」を中心としたドローンソリューションを活用した実証実験を行ったもの。

実証実験は川越にある物流施設で、警備監視・屋根点検における「SENSYN DRONE HUB」の有用性の確認を行った。

実験では、予め設定したルートを元に、定時刻になるとプラットフォームからドローンが自動的に離陸し、事前にシステム上で指定したルート通りの正確な飛行を実行した後、完全自動で精密な自動着陸を実行する事を確認した。遠隔地での自動航行の一時停止/再開も問題なく行い、施設の警備監視に足る機能を持ち合わせていることを確認した。

SOSiLA川越と警備センターの2拠点を映像伝送システムで中継し、拠点間接続時の映像品質の検証を行った。実際の警備監視業務を想定し、遠隔拠点からカメラ操作・自動航行の一時停止/再開が実施できるかを検証し、警備での一次スクリーニングを行うに足る機能を持ち合わせていることが確認できた。

<夜間飛行の検証>

夜間飛行の検証

また、夜間における警備監視業務を想定し、「SENSYN DRONE HUB」からドローンを飛行させ、設備の状況をリアルタイムに確認することができた。

さらに、施設での巡視点検:屋根、壁面の汚れ、雨どいのつまりが確認できるかの検証を行った。「SENSYN DRONE HUB」のスケジューリング/データリンク機能を活用し、ドローン飛行によるデータ取得~クラウドへのストレージまでの一連の動作を完全自動で行った。

<屋根・壁面点検の検証>

屋根・壁面点検の検証

この実証実験ではオペレーターの目視可能範囲での飛行検証を行ったが、離陸から着陸までのすべてのミッションを作業員の介在なく実施出来る事が確認でき、ドローンの無人運用に足る必要機能を持ち合わせている事を確認できた。将来的な完全自動運用に向けて、効果測定・実証実験を継続していく予定、としている。

住友商事の中本 昭人物流施設事業部長は「当社の展開する物流施設SOSiLA(ソシラ)シリーズは、社会とのつながり(=Sociability)・環境への配慮や持続的成長(=Sustainability)・人と労働環境への配慮(=Individuality)の3つのコンセプトを重視し、豊かな社会の実現への貢献を目指しているESGに特に配慮した事業の一つ。今後こうしたコンセプトを更に具体化し、不動産分野のスマート化を目指すべく、今回センシンロボティクスと実証実験を実施する運びとなった」とコメントしている。

なお、「SENSYN DRONE HUB」は、ドローン機体、自動離発着や自動充電に対応する基地、加えて制御ソフトウェア・業務アプリケーションが一体となった、業務の自動化を推進するシステム。事前に設定されたルートへの自動飛行や、画像・映像の撮影が可能なため、大規模な工場の警備監視や設備点検などの領域において、作業員が都度現地に赴く必要がなくなり、効率的かつ安全な業務遂行が可能となる。

■実証実験概要
実施日時:2019年11月19日
実施場所:埼玉県川越市芳野台二丁目 SOSiLA川越
目的:物流倉庫における業務効率化を実現するため、警備監視・巡視点検の領域で「SENSYN DRONE HUB」の各種機能検証を実施。

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