ファーストリテイリング/完全自動倉庫を世界で実現する

2019年11月13日 

ファーストリテイリングは11月13日、昨年10月にパートナーシップ契約を結んだダイフクと共に、新たにMUJINとExotec Solutions SASとパートナーシップ契約を結んだと発表した。

<ファーストリティリングの柳井社長>

ファーストリティリングの柳井社長

<サプライチェーン改革全体像>

サプライチェーン改革全体像

ファーストリテイリングの柳井正社長は「昨年はダイフクと自動倉庫を実現しようということで、パートナー契約を結んだが、今回は新たにMUJINとExotec Solutions SASとパートナー契約を結んだ。マテハンの世界もAI(人工知能)や、ロボティクス、さらにはセンサーなど先端技術と共存・融合することで、世界でのサプライチェーンを実現することができ、成長することができる」と述べ、有明プロジェクトで実現した自動倉庫を世界に広げていく考えを示した。

<ダイフクの下代社長>

ダイフクの下代社長

続いてダイフクの下代博社長は「昨年10月、戦略的パートナーシップ契約を結んでやってきたが、今回新たに2社が加わることになった。ちょうど1年前に、サプライチェーン改革の第一弾として有明プロジェクトをスタートした。ファーストリテイリングの商品にはRFIDを付け、物流施設での省人化、省力化を図り、店頭ではセルフレジを実現した。有明プロジェクト以降も西日本、アメリカ、オーストラリアと改革を進めている最中。全自動化した物流施設は欠かせないものとなってくる。ダイフクは今後もグローバルに展開するファーストリテイリングのサポートをスピードを持って実現していくつもりだ」と話した。

<MUJINの滝野社長>

MUJINの滝野社長

<自動ピッキングを実現したMUJINコントローラ>

今回新たにパートナー契約を結んだMUJINは2011年にロボットコントローラメーカとして創業。すでに、MUJINコントローラは国内外の物流倉庫で採用されている。MUJINの滝野一征CEO共同創業者は「ロボットとして大切な要素は2つある。一つは人間の目に当たる部分、もう一つは脳に当たる部分だ。この二つを実現した知能ロボットを実現するのが私たちの目指しているロボットだ」と説明。

物流施設でのロボットについて、「物流現場は超多品種のため、ティーチレスで自分で考え自分で行動するロボットでないと活用できない。今回、ファーストリテイリングと共同開発したのはアパレル用の知能ロボット。アパレルの特性を解決するには、なんでも見える目、なんでもつかめるハンド、点検も自動で行うなどの点に対応する必要があった。これまで、物流倉庫での入出荷や保管等、自動化はできていたが、ピッキングの部分で止まっていた。それをピッキングまで自動化することにより、完全自動化が実現できた。ただ、完全物流自動化ができる企業には条件があった。自社で製造・販売している製品であること、物流も自社体制、そして高い成長率。その意味では、今回ファーストリテイリングは願ってもないパートナーシップだと思っている」と熱く語った。

<Exotecによる自動倉庫Skypodの様子>

なお、Exotec Solutions SASは、フランスの企業で、ロボットの活用により、ロジスティクスの領域で俊敏性・拡張性・柔軟性を実現することをビジョンとしている。ファーストリテイリングのグローバル展開でのパートナーとなる。

<左からファーストリテイリングの神保拓也グループ上席執行役員、MUJINの滝野社長、ファーストリテイリングの柳井社長、ダイフクの下代社長、Exotec Solutions SASのロマン・ムーランCEO>

左からファーストリテイリングの神保拓也グループ上席執行役員、MUJINの滝野社長、ファーストリテイリングの柳井社長、ダイフクの下代社長、Exotec Solutions SASのロマン・ムーランCEO

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