日本GLP/千葉にロコンドの専用施設、新コンセプト「ゾーンBTS」

2019年11月07日 

日本GLPは11月7日、千葉県八千代市で計画している先進的物流施設「GLP八千代III」を起工した。

<完成イメージ>

GLP八千代III

総額110億円を投じて建設する地上4階建て延床面積5万9000m2の施設で、2021年1月に竣工予定。完成後は、靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンドが専用施設として運用する。

入出荷作業がメインとなる1階は防火区画壁を全て防火シャッターとし、作業動線のフレキシビリティを向上。また、Wi-Fiのアクセスポイントを倉庫エリアにも設置し、庫内作業時の通信環境を整えるほか、従業員に女性が多いことから女性用トイレを一般的な施設より倍増させる。これらの施策は、開発前段階からロコンドへのヒアリングによって汲み取ったニーズを反映させたものだ。

さらに、働きやすさの一層の向上を図るため、最寄り駅からの通勤をサポートするため電動自転車を無償で貸し出すほか、民間バスの路線引き込みについても検討。各防火区画には大型シーリングファンを設置し、庫内環境を向上させる。

そのほか、地域との共生に向けた新たな取り組みとして、従業員に加えて近隣住民も利用できる500m2程度のコミュニティスペースを施設1階に併設。スペースの企画・運用は八千代市や近隣自治会と協議を進めており、集会場や展示スペース、憩いの場、災害時の避難場所などを候補に用途を検討していく。

建設地は都心部まで30km、京葉道路「武石IC」まで10kmと物流利便性に優れた立地で、徒歩4分の場所では2020年2月の竣工に向けてロコンドの専用施設「GLP八千代II」の建設が進んでいる。現在、ロコンドは、日本GLPが八千代市内で運営するGLP八千代I内に3万3000m2の物流拠点を構えているが、同拠点はGLP八千代IIへ移転集約し、GLP八千代IIIの完成後はGLP八千代II・IIIの2棟を全国配送拠点として一体運用することで、保管や配送、人員配置のさらなる効率化を図る予定。

ロコンドは自社ECサイトの運営のほか、同サイト出品者によるEC以外の物流まで全般を請け負う3PL事業を成長領域の一つに位置付けており、GLP八千代II・IIIの2棟で計11万3000m2のスペースを活用し、事業の拡大に対応する方針だ。

<日本GLPの帖佐社長>

帖佐 義之

日本GLPの帖佐 義之社長は、「ロコンドには、八千代市内で開発する3棟全てを利用してもらっている。GLP八千代IIIの建設地は、ロコンドの早いスピードでの成長を見てスペースがすぐに不足するのではと思い、2018年8月に土地が出た時からロコンドのビジネスのために抑えていた。既存拠点の徒歩圏内にBTS施設を追加で増設するのは、土地確保の観点からも滅多にできないこと。この立地優位性を生かして、GLP八千代IIIではIIと合わせた2棟で1つの拠点を形成する『ZONE(ゾーン)BTS』という開発コンセプトを採用した。2棟の施設を一体利用することで、業務や人員配置計画の効率化が可能になる」とコメントした。

■GLP八千代III
所在地:千葉県八千代市緑が丘西6
敷地面積:2万9000m2
延床面積:5万9000m2
構造:地上4階建て、耐震・鉄骨造
着工:11月
竣工:2021年1月
認証取得:CASBEE(予定)
総投資額:110億円

<GLP八千代III建設地>

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