日立物流が描く次世代物流 Domoでデジタル基盤整備

2019年11月19日 

<物流センター全体在庫管理>

物流センター全体在庫管理

<輸配送関連モニター>

輸配送関連モニター

<作業生産性モニター>

作業生産性モニター

<機器メーカーの輸送コストの分析>

機器メーカーの輸送コストの分析

データ・ドリブンを目指す

――   「LOGISTEED」を行なっていくためには、様々なデータが必要です。

佐野 日立物流の拠点数は105社740拠点もあります。それぞれの現場では、倉庫管理システム等できちんと情報管理していたのですが、例えば、荷主であるA社の物流拠点を例にとると、国内だけでも10拠点以上あり、それぞれ必要なデータを拠点ごとに収集管理しています。物流施設は個々に機能すれば良いわけですから、それはそれで良いのですが、全国レベルで俯瞰して眺めようとした時に、拠点ごとのデータしかなくうまく噛み合わないのですね。

――   顧客側からすれば、全国で比較検討したい事項も多いでしょうね。

佐野 そうなのです。例えば、九州で売れている商品が関東ではどうなのか、傾向とか動向をすぐに俯瞰できればいいですよね。しかし、それぞれの拠点から縦割り状態で情報が上がってきても横串をさして、見るにはひと手間必要になります。顧客からすれば、リアルタイムに全部を可視化して見ることができないジレンマがあります。我々も現場での作業は徹底していても、そのあたりについては顧客の立場に立って経営視点の情報提供をする意識が低かった部分があります。そうしたことに対して、きちんと対応していくには、どうしてもデータを整理し、まとめて管理、見せるといったことを行なっていかなければなりません。そこでまず、データの統合管理をやりましょうという話になったのです。

――   そこで、Domoに出会ったと。

佐野 実は、Domoに出会う前に、いくつかのBI(Business Intelligence)ツールでのKPI管理の仕組みを検討しました。しかし、社内では、それらを使うには人的リソースが足りませんでした。WMSや物流周辺の開発は経験も蓄積もありますから、容易にできるのですが、データマネジメント基盤とBIツールでの開発手法はあまり経験がありませんでした。そこで、外注しようとすると、あまりにもコストが高く、さらに開発期間も長くなるということで、困っていました。そんな時に、Domoに出会ったのです。

――   出会ったのはいつですか。

佐野 約1年前ですね。Domoの営業の方とお会いする機会があり「スマホでどこでもビジュアル化されたデータを確認できます。簡単ですよ」と説明を受け、それは良いなと。そこで、Domoのセミナーに参加してみました。大規模な事例ばかりの発表があるのかなと思っていましたが、小規模な事例もあり、大変参考になりました。そこで、出てきた話に、多くの人がデータに興味を持てず、そこから広がりが見られないというものがありました。高いBIツールを導入しても、最初は見ますけど、長続きせず、パソコンの前に座って見るのはやはり構えてしまいます。これだとデータ・ドリブン(データを元に次のアクションを起こしていく行為)の経営はできないですね。日常的に軽い感覚でデータと触れ合っていかないと、ダメだなと感じました。

――   スマホでどこでも簡単に見られる、という点に惹かれたということですか。

佐野 ご存知だと思いますが、物流業界は本当にデータをよく見ている業界です。しかし、正確なデータ分析をしていても、意思決定には、タイムリーに情報が提供できずにさまざまな要素が加わってしまうことが往々にしてあります。そこに、Domoのように正確なデータ分析の上に、見やすいグラフィカルな要素を加味した経営指標が、スマホで見られることになれば、データ・ドリブンの経営もしやすくなるのではないかと思い、Domoを導入することを会社に提案し、導入しました。

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