国内景気動向/運輸・倉庫は1.0ポイント改善、製造は悪化

2019年09月04日 

帝国データバンクは9月4日、「TDB景気動向調査(全国)」で、全体では小幅ながら9か月振りに改善したと発表した。

運輸・倉庫部門では、景気DIが44.5から45.5へと、前月と比べ1.0ポイント改善している。

景況感について、企業からは、「夏季休暇が長かったうえ、その前後に繁忙期があるため、その分が好況の要因となっている(一般貨物自動車運送)」「一次産品の出荷が旺盛、公共事業の受注が多い(一般貨物自動車運送)」「年度初めと比べると軽油価格が比較的安定しており、前年同月比でも下がっている(一般貨物自動車運送)」と現在をとらえる声がある一方、「日韓航路関係の船会社と取引があり、韓国の概況が芳しくない(港湾運送)」との声もある。

先行きについては、「五輪関連需要の駆け込みに期待している(一般貨物自動車運送)」「道路や鉄道インフラなどからの受注が見込まれる(一般貨物自動車運送)」と景況感が良くなるとする意見のほか、「韓国人観光客の減少による影響が出てくる可能性がある(冷蔵倉庫)」との声も。さらに、「米中貿易摩擦に加え、ドル・ユーロともに円高傾向にあることから、輸出の冷え込みが今後進むと予想(港湾運送)」とする意見もあった。

なお、全体では10業界中、「建設」「小売」など4業界が改善、「製造」「サービス」など6業界が悪化した。公共工事の発注が活発化し「建設」などにプラス材料となったものの、輸出減速や設備投資意欲の低下が響き「製造」は悪化傾向が続いた。

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