CEC、兵機海運/物流の環境負荷低減、CO2削減事業に採択

2019年09月03日 

シーイーシー(CEC)と兵機海運は9月3日、物流における環境負荷低減の取り組みが「2019年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(物流分野におけるCO2削減対策促進事業)」に採択されたと発表した。

<概要図>

概要図

補助金は環境省が環境優良車普及機構を通じて公募する実証事業。

従来、兵機海運の港湾倉庫(センター)では、当日まで入出庫車両台数の予測が困難であり、曜日・時間帯によってはトラックが集中、積卸し待ち車両の長時間待機が発生していた。

また、運送会社側(管理者・ドライバー)と兵機海運側受付担当、バース作業員間で状況の共有も困難であったため、入場順となった待機車両を呼び出す際、毎回、バース作業員が対象車両を探す必要があるなど、非効率な運用が発生していた。そこで、シーイーシーの「LogiPull」バース予約システムを採用、これら課題への対応策として活用する運びとなった。

「LogiPull」バース予約システムの導入で、トラック入出荷の時間予約制で渋滞・待機時間を解消。運送会社(管理者・ドライバー)は、事前にLogiPullシステム上で必要情報を入力してバースを予約し、入出庫の集中日や時間帯の分散化を図る。

また、バース滞在車両の状況を共有するために、ドライバー、バース作業員がタブレット、スマートフォンで情報を共有し、車両誘導の業務効率化につなげていく。

さらに、バース予約データと積み下ろし実績データを統合して、集中時間帯・運送会社など多面的に分析することで、適用する予約時間枠など物流現場の改善につなげていくとしている。

シーイーシーは、今回の採択を足掛かりとし、兵機海運の「トラック待機・渋滞」「CO2 排出量の抑制」といった課題解決に取り組むとともに、人材不足や労働環境の改善向上、持続的な環境貢献など物流業界を取り巻く社会的課題の解決を進めていくとしている。

なお、この事業は、環境省が低炭素型の物流システムへの再構築を図る事業の支援を目的に、CO2排出抑制に役立つ設備やIoTなどの新技術を活用した事業経費の一部を補助するもの。兵機海運は、シーイーシーとの連携により、IoTを活用した物流低炭素化促進事業の「情報の共有化による低炭素な輸送・荷役システム構築事業」に申請し、このほど採択に至ったもの。

関連キーワード:

最新ニュース