JFEスチール/中国で電池材料の合弁会社設立、73億円で工場建設

2019年08月27日 

JFEスチールは8月27日、子会社のJFEケミカルと中国宝山鋼鉄の100%子会社である宝武炭材料科技は、中国での電池材料(人造黒鉛負極材)事業に関して合弁で進出することに合意したと発表した。

8月26日に株主間協議及び合弁契約書調印式を行い、「烏海宝傑新能源材料」の設立を決定した。今後、速やかに烏海市工商局に設立認可を申請する予定だ。

今後、総額約5億元(=約73億円)を投資し工場建設を進め、年間生産能力1万tの設備を建設し、2020年後半には営業運転を開始する。合弁事業の強みは、第一に、合弁パートナーの宝武炭材が安定供給可能な原料ニードルコークス製造設備を保有していること、第二に、JFEケミカルが長年にわたって培ってきた負極材の開発・製造・品質管理ノウハウを生かすことができること、第三に、内モンゴルの安価な電力代と、宝武炭材ニードルコークス設備に隣接して負極材工場を設置し、黒鉛化設備も自社保有することにより競争力のあるコストで生産できること。

順次、顧客の承認を取得していき、中国の電動車向けリチウムイオン電池負極材の需要を確実に捕捉し、将来的には更なる増産を目指すとしている。

JFEケミカルは、今回の宝武炭材との合弁事業により、中国における日系・韓国系を含めた負極材市場への足掛かりを得ると同時に、ニードルコークスを原料とした人造黒鉛系負極材を製品ラインアップに加えることができ、ほぼ全種類の負極材が製造可能となる。

■概要
名称:烏海宝傑(ウーハイバオジエ)新能源材料
(英語呼称 Wuhai Baojie New Energy Materials Co., Ltd. )
資本金:2.6億元(約38.1億円、8月26日レート:1元=14.66円前提、以下同じ)
出資比率:JFEケミカル40%(約1.04億元=約15.2億円、 宝武炭材 51%(約1.33億元=約19.5億円)、天和炭化9%(約0.23億元=約3.4億円)
製造品種:人造黒鉛系リチウムイオン電池負極材
生産能力:1万トン/年
総投資額:約5億元(約73億円)

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