GROUND/INCJから10億円、総額17.1億円を資金調達

2019年08月01日 

GROUNDは8月1日、さらなる事業拡大とEC・物流業界での新しい価値創出を加速させることを目的に、INCJ、 Sony Innovation Fund (ソニー)、サファイア第一号投資事業有限責任組合(サファイア第一号ファンド)、JA三井リース、IMM Investment Corp.、 IMM Investment Group Japanなどへ第三者割当有償増資を行い、 総額17.1億円の資金調達を実施したと発表した。

<INCJのベンチャー・グロース投資グループの鑓水英樹マネージングディレクター>

INCJのベンチャー・グロース投資グループの鑓水英樹マネージングディレクター

<GROUNDの宮田啓友社長>

GROUNDの宮田啓友社長

<古くからGROUND支援を続けてきたクォンタムリープの出井伸之ファウンダー&CEO>

古くからGROUND支援を続けてきたクォンタムリープの出井伸之ファウンダー&CEO

調達した資金の内訳は、INCJから10億円、その他のファンドから合計7.1億円となっている。

17.1億円の調達した資金は、GROUNDが流通・物流・EC事業者を対象に推進するコア事業の拡大と加速、そして物流業界に対してグローバルに提唱・推進する「Intelligent Logistics(R)」をAIやロボットなどのテクノロジーを活用して実現することを目的としている。

コア事業とは、「自律型協働ロボットを中心とする物流ロボットの提供、 並びに物流ロボット運用最適化ソリューションの研究・開発・提供」「AIによる物流データ整備および標準化モデルの研究・開発・提供」「次世代型物流シェアリングモデルの研究・開発」。

また、事業拡大に向けた人材の積極採用や育成、物流領域における新しいテクノロジーのリサーチや開発体制の強化にも取り組み、企業価値の向上に努めるとしている。

INCJのベンチャー・グロース投資グループの鑓水英樹マネージングディレクターは「 GROUNDが提供するロボティクス・AIを活用した革新的なソリューションが、物流改革の一翼を担い、社会問題の解決に貢献することを期待している。GROUNDは技術だけでなく、物流にも熟知した人たちが集約されている集団」と高い評価を送った。

GROUNDの宮田啓友社長は、会社の沿革から、今後の事業戦略までを説明。世界中の先端ソリューションやテクノロジーを活用し、物流・EC業界へ新しい価値を創出する「Intelligent Logistics」の実現、様々なサードパーティーの成長を支援し、コスト削減を実現するような参画価値の創出を目指す「オープン物流エコシステム」、荷主企業が物流インフラへ大きな投資をすることなく、従量課金で常に最新の施設(倉庫)・ソリューションを活用できるシェアリング物流施設の展開等を解説した。

「昨年末、米国流通業界では百貨店もスーパーマーケットも苦戦し、ECへの動きが加速している。ECが社会インフラへと成長する一方で、少子高齢化による生産年齢人口の減少、消費者ニーズの高度化や多様化、配送短期化、人件費や運送費の高騰などEC・物流を取り巻く環境は厳しさを増している。GROUNDは設立以来、物流業界での新しい価値創出と物流改革を目指し、AIやロボティクスなどの先端テクノロジーを活用したソリューションをだれもが利用できる物流プラットフォームの構築を進めている」と宮田社長。

<出資企業のそれぞれの代表と宮田社長、前方の機器はAMR>

出資企業のそれぞれの代表と宮田社長、前方の機器はAMR

GROUNDの社員は現在約40名、そのうちの3分の1が外国人。IMMからの出資も受けているだけに、海外展開も視野に入っているという。現在、日本の環境によく似たヨーロッパに目を向けているという。

なお、鑓水英樹マネージングディレクターは、GROUNDの社外取締役に就任したが、「役割としては、人材の紹介、リソースの活用等、総がかりでGROUNDを支援していく」と話した。

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