PALTEK/日本全薬工業のプラスチック梱包資材の廃止に貢献

2019年06月18日 

PALTEKは6月18日、日本全薬工業(ゼノアック)に梱包用紙緩衝材の世界シェアトップクラスであるRanpak社の紙緩衝材を提供し、ゼノアックが出荷時に使用していたプラスチック緩衝資材の廃止に貢献したと発表した。

<紙緩衝材システムを導入した物流拠点>

紙緩衝材システムを導入した物流拠点

ゼノアックは、梱包箱の隙間埋めを行うRanpak社のFillPak(R) TTCを採用。現在すべての物流拠点に配備され、プラスチック系緩衝材の使用はなくなった。

紙緩衝材としてFillPak TTCに使用されるクラフト紙は、FSC認証を受けた森林から切り出される、環境に優しい間伐材から作られた100%バージンパルプを原料としている。梱包作業机に設置したFillPak TTCは、クラフト紙を星型に変えて緩衝性能を上げ、梱包箱に高速で直接排出し、隙間埋めを行う。

このシステム導入により、出荷作業時間が大幅に短縮し、資材コストも削減された。金額にすると年間の作業時間で199万円相当、資材コストで469万円の削減を見込んでいる。

ゼノアックでは、飼料添加物「ビタラップ」シリーズのプラスチック容器を2001年から紙パックに変更したり、事業所内で発生するプラゴミをリサイクル業者に委託したりするなど、これまでプラスチックの削減や再利用に努めてきたが、商品出荷時の梱包資材にはまだプラスチック系の緩衝材(エアバッグ)が使われていた。昨年、優れたシステムによって紙緩衝材が利用されていることを知り、この導入を決定したもの。

日本全薬工業SCM本部物流サービス部の内田 修一氏(当時副部長)は「Ranpak社の代理店であるPALTEKからは、使用していたプラスチック資材を紙資材に変更した場合について、各拠点で現場環境や物流オペレーションに合わせた細やかな提案をいただいた。そして、本採用前には全拠点での無料トライアル(現場で実際に梱包機械を使うこと)を行い、現場作業者に使ってもらった。現場からは、梱包作業台上で一連の梱包作業が完結し、作業負荷が減ったという声が多くあがり、現在は、全国8か所の物流拠点に合計44台のFillPak TTCを設置、運用をしている。出荷先の顧客からの苦情などは一切なく、安心して使用している。世界の「脱プラスチック」の動きに合わせて、梱包材として紙を使うことを選択したが、エコ以外にも労働環境の改善、コスト削減など多くのメリットがあり、世界でNo.1の紙梱包材を採用したことに間違いはなかったと確信している」と述べている。

最新ニュース

物流用語集