JICA/円借款1100億円、イラク・バスラ製油所改良で増産に貢献

2019年06月17日 

国際協力機構(JICA)は6月16日、バグダッドで、イラク共和国政府との間で、「バスラ製油所改良事業(第二期)」を対象として1100億円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印したと発表した。

<調印式の様子>

この事業は、イラク南部バスラ県に位置する同国最大級のバスラ製油所において、流動接触分解装置(FCC: Fluid Catalytic Cracking)を含むFCCコンプレックスを新設することにより、石油製品の品質や生産性の向上を図るもの。

イラクは長年続いた戦争の影響などを受け、多くの製油施設が稼働停止状態になるなど、国内で産出される石油の精製が追いつかず、原油確認埋蔵量世界5位の産油国であるにも関わらず、ガソリン等の石油製品を輸入により賄っている。

事業では、同国初となるFCCコンプレックスの導入により、イラク経済の最重要セクターである石油セクターにおいて環境規制に合致した高品質の石油製品の精製を可能にし、イラクの経済・社会復興に寄与することを目的としている。

今後の事業実施スケジュール(予定)は、「事業の完成予定時期:2024年4月(商業運転開始時をもって事業完成)」「コンサルティング・サービス(詳細設計等):契約済」「本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:調達パッケージ名:EPC契約パッケージ(EPC Contract Package)」「公示時期:2019年3月(公示済)」となっている。

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