日野自動車/低燃費実現、大型ハイブリッドトラックを新発売

2019年05月28日 

日野自動車は5月28日、大型トラックに画期的なハイブリッドシステムを搭載し低燃費を実現した「日野プロフィア ハイブリッド」を6月18日に発売すると発表した。

<「日野プロフィア ハイブリッド」>

「日野プロフィア ハイブリッド」

<ハイブリッドシステム作動イメージ>

ハイブリッドシステム作動イメージ

<メーター内のマルチ インフォメーションディスプレイに 回生(充電)・アシスト(放電)などの状態を表示>

メーター内のマルチ インフォメーションディスプレイに 回生(充電)・アシスト(放電)などの状態を表示

日野は「Challenge2025」で、社会と顧客の課題解決に向けた「安全・環境技術を追求した最適商品」の提供を掲げている。大型トラックは燃料消費量が多くその削減が大きな課題だが、高速道路での定速走行が中心で発進・停止の頻度が少ないことから、ハイブリッドには不向きとされていた。

日野は、その質量の大きさゆえに下り坂での運動エネルギーが非常に大きいことに着目。標高・勾配・位置情報などをもとにルート上の勾配を先読みし、AIが走行負荷を予測し最適なハイブリッド制御を行うという、世界初の技術を採用した新ハイブリッドシステムを開発した。

これにより、高低差による運動エネルギーを効率的に回生し活用することで、大型トラック特有の走行条件における燃費効果を実現。
 
積載性や航続距離といったトラックとしての基本性能および使い勝手はディーゼル車と同等のまま、CO2排出量の削減と、燃費低減による運行経費の節減が見込める。さらに、モーター走行による走行中の騒音や振動を低減し、ドライバーの疲労軽減にも貢献する。

衝突被害軽減ブレーキ「PCS」や出会い頭事故の防止に貢献する「サイトアラウンドモニターシステム」をはじめ、ディーゼル車で高く評価を得ている数々の先進安全技術も標準装備し、環境性能と安全性能を高次元で両立させたトラックとして、顧客のビジネスをサポートする。

また、冷凍機メーカーと協力し、ハイブリッドシステムの電力を冷凍機の電源に活用した電動冷凍車「日野プロフィア COOL Hybrid」を設定。「日野プロフィア ハイブリッド」の全車型に展開、電動冷凍機メーカーはデンソーと三菱重工サーマルシステムズ。

なお、主な機能向上として、バッテリー容量の増加により(9kWh→11kWh)、エンジン停止後も冷凍機に電力を供給することで庫内温度を約2時間確保することが可能 (外気温35度、庫内設定温度-18度(低温)で使用した場合)、モーター出力の向上により(36kW→90kW)、冷却能力が向上し予冷時間を約90分短縮 (外気35度、庫内-20度到達時間)となっている。

「日野プロフィア ハイブリッド」は、2015年度燃費基準+15%を達成しており、エコカー減税の対象となる。また、環境省「2019年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(電動化対応トラック・バス導入加速事業)」の補助金の対象となる予定。

東京地区希望小売価格は2SG-FR1AWHH、フルキャブ、リヤエアサス、キャブ付シャシ、A09C279kW(380PS)HV専用AMT、車両総重量25tで2275万200円(消費税込)。

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