SGHD/リソース強化から活用へ、新中計で経営基盤の強化打ち出す

2019年04月26日 

SGホールディングスは4月26日、2022年3月期を最終年度とする3か年のグループ中期経営計画「Second Stage 2021」を発表した。

<売上高>
売上高

<営業利益>
営業利益

数値目標は、2022年3月期の売上高1兆2130億円(2019年3月期比8.5%増)、営業利益740億円(5.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益455億円(4.8%増)としている。

前中期経営計画「First Stage 2018」では、適正運賃収受を推進するとともに、働き方改革への対応や輸送インフラなどのリソースの強化に努めたが、「Second Stage 2021」では持続的成長を実現していくため、総合物流ソリューションの進化と経営基盤の強化に注力するとしている。

「First Stage 2018」を説明したSGHDの荒木秀夫社長は「前中計ではリソースの強化に努めたが、新中計ではその強化したリソースを活用して持続的成長に繋げ、経営基盤の一層の強化を図る」と話した。

「First Stage 2018」での経営戦略は6項目。その一つは「グループ総合力の結集による進化した物流ソリューションの提供」。グループ一体となったビジネスモデルの確立、物流領域の拡張と付加価値創造の推進、GOAL体制の拡大及びアライアンスの強化を挙げている。

「経営資源の価値最大化による成長基盤の確立」では、人材の積極的な活用・適切な配置を通じた組織基盤の強化、従業員待遇のより一層の向上と、魅力のある職場環境の整備、X-Frontier プロジェクトをはじめとしたネットワークの拡大を挙げている。倉庫部分には、sGムービングが引越・大型貨物輸送、首都圏機能、佐川グローバルロジスティクスが3PLプラットフォームセンター、SGHグローバル・ジャパンが国際物流機能を設置する予定だ。

<X-Frontier プロジェクト>
X-Frontier プロジェクト

このうち、X-Frontier プロジェクトでは、国内最大規模の中継センターを2020年に竣工する。順次倉庫部分は稼働し、2021年3月期後半から段階的に稼働する予定だ。

「デジタル化の推進と最新技術の導入による効率化・顧客利便性の追求」では、新技術導入による業務の効率化・省力化を推進、デリバリー事業を中心としたデータ蓄積等のリソース有効活用、顧客サービス強化を目的としたIT投資を挙げた。

そのほか、「グローバル物流事業における顧客基盤拡大と高いプレゼンスの発揮」「組織・人材の課題解決力の高度化による競争優位性の創出
」「経営管理体制の一層の強化およびステークホルダーの満足度向上」を挙げている。

<取扱個数・平均単価>
取扱個数・平均単価

<人員>
人員

なお、「First Stage 2018」の振り返りとして、売上高と営業利益増減のポイントを挙げて説明。そのうち、取扱個数・平均単価では、適正運賃収受の取組みを続けたことで、前期の1個あたりの単価549円から613円に高い水準で上昇。取扱い個数は、品質とのバランスでコントロールしたため、若干低下した。人員については、2019年3月期には、契約社員、パートナー社員、従業員総数で9万2982人。前期より、7081人増加している。これは、働き方改革・インフラ強化の観点で人員増、業務分担、報酬体系の見直しも実施、時間外労働時間短縮、定着率向上を実現といったことが要因としている。

<SGHDの荒木秀夫社長>
SGHDの荒木秀夫社長

今後の取扱個数と単価について、荒木社長は「適正運賃収受の取組みは継続する。2022年の3月期以降の大型中継センターが稼働するまでは、品質とキャパのバランスをとっていく。その後は取扱個数を増やす予定だ」。また、日立物流との提携については「今後新たなステップの協議をすすめていきたい。当初、合併の話もあったが、今は考えていない。まだまだ提携で伸びしろがあることが分かったので、この流れを大切にしたい」と述べた。

■X-Frontier プロジェクト概要
所在地:東京都江東区新砂 (番地はまだ未定)
地上7階(倉庫棟4階建て/ 事務所棟7階建て)
敷地面積:約7万4000m2
延床面積:約17万6000m2

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